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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】LXC

【OSS情報アーカイブ】LXC

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「LXC」とは

「LXC」基本情報

■概要

LXC(Linux Containers)とは、Linux用の仮想化ソフトウェアです。OSレベルで単一Linuxカーネルを使用して複数の独立したLinuxシステムコンテナを作成します。

■基本説明

LXCは「可能な限り標準的なLinuxインストール環境に近く、別々のカーネルは必要ない環境」を作成することを目的としています。
本格的な仮想マシンを作成するものではなく、「個別のプロセスとネットワークスペースを持つ仮想環境」を作成します。

Linuxユーザーが「システムコンテナ」や「アプリケーションコンテナ」を作成/管理するためのパワフルなAPIとシンプルなツールを提供します。

LXCは、仮想化上位レイヤーソフトウェア「Docker」を通じて利用されるパターンが多くなっています。

■動作環境

LXCはLinux環境で動作します。

「Linux カーネル 2.6.32 以上」を必要とします。

■経緯

・2008年 初版リリース

主な特徴

■Linuxカーネル依存

LXCは、Linuxカーネルのcgroups機能を使用してコンテナ作成するインタフェースとして機能します。

「カーネルのcgroup」+「独立した名前空間のサポート」を組み合わせて、アプリケーションのための独立した環境を提供します。

■コンポーネント

LXCは複数のコンポーネントで構成されています。

ライブラリ

・liblxcライブラリ

API用言語バインディング

・python2
・python3
・ruby
・Go
・lua
・Haskell

ツール

・コンテナ操作用標準ツール群
・コンテナ作成用テンプレート

■コンテナ種類

LXCコンテナは2種類の構成を取ることができます。

特権コンテナ

特権コンテナは、root権限を与えるため利用は推奨されません。

「特権コンテナを利用しなければいけないやむをえない特別な状況」の場合に、「信頼できるコンテナユーザーが利用する場合のみ」の最低限の利用にとどめるべきコンテナです。

非特権コンテナ

非特権コンテナは「root権限が与えられない」「ハードウェアに直接アクセスできない」ため、安全なコンテナとして利用できます。

ただし、Linuxカーネルがセキュリティ問題に対処できているか確認しておく必要はあります。

■長期サポート

LXCは長期サポートが提供されます。

「LXC 2.0」の場合は「2021年6月1日」までサポートされます。

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Docker」「LXD」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→Linux Containers →LXC

ライセンス情報

LXCのライセンスは「GNU LGPLv2.1+他」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→Linux Containers →LXC →Licensing

ダウンロード

→Linux Containers →LXC →ダウンロード

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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