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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】GNU Emacs

【OSS情報アーカイブ】GNU Emacs

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「GNU Emacs」とは

「GNU Emacs」基本情報

■概要

GNU Emacs(グヌーイーマックス)とは、拡張性/カスタマイズ性に優れた高機能なテキストエディタです。

■基本説明

GNU Emacsは、テキストエディタとして最も有名かつ最も多く移植されているテキストエディタです。

GNU Emacsは、テキストエディタとしてプレーンテキストを編集できる上に、さまざまな機能を統合できます。Emacsが提供するテキストに対するオープン/保存/検索などの機能は常時使用できます。
・コーディング機能—さまざまなプログラミング言語/マークアップ言語に対応
・シェル機能
・Eメールクライアント機能 など

GNU Emacsは「今日利用可能な最もパワフルなテキストエディタ」と呼ばれています。

■動作環境

Emacsは、多くのOSに対応しています。
・GNU/Linux
・BSD系
・Solaris
・MacOS
・MS Windows など

■経緯

・1985年 初版リリース

主な特徴

■操作性

GNU Emacsは、一般的なテキストエディタのように「対応するキーで文字入力」や「矢印キーで編集ポイントを移動」などを行えます。

Emacsは、効率的な入力をサポートするさまざまなコマンドを提供している点が特徴です。

例えば、テキスト内移動に関しては、「文字」「単語」「行」「文」「段落」「ページ」「関数定義」「空白」などについて操作できます。

数多く用意されているEmacsコマンドを習得することで、一般的なテキストエディタよりも遥かに高速にテキスト入力/編集作業を行えるようになります。

■カスタマイズ性

Emacsは「Emacs Lisp(Elisp)言語を使用したカスタマイズ」「タスクの自動化」「新機能の追加」など、強力なカスタマイズを行えます。

Emacsのほぼすべての機能について変更/拡張が可能であるため、自分専用の独自Emacsを作成することもできます。

■拡張機能(パッケージシステム)

GNU Emacsは拡張機能をダウンロードしてインストールするパッケージシステムを採用しています。

パッケージリポジトリ

→GNU Emacs Lispパッケージアーカイブ

開発環境「Emacs-IDE」

拡張パッケージを開発するための統合開発環境「Emacs-IDE」が用意されています。

→Emacs-IDE

■多言語対応機能

Unicodeを完全サポートしているため、多言語に対応できます。

主な機能

GNU Emacsはさまざまな機能を備えています。
・ミニバッファ機能
・コンテンツ認識編集サポート機能
・マーク設定機能
・領域設定機能
・インクリメンタルサーチ機能
・検索/置換機能—正規表現検索
・キーボードマクロ機能
・リモートファイル編集機能
・ファイルマネージャ機能
・ファイル比較表示機能
・バージョン管理機能
・ニュースリーダー機能
・メールクライアント機能
・RSSフィードリーダー機能 など

補足情報

■同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Brackets」「Notepad++」「Atom」など。

■オフィシャルサイト

オフィシャルサイト

→GNU Emacs(GNU Emacs – GNU Project)

ライセンス情報

GNU Emacsのライセンスは「GNU General Public License v3」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→GNU →GNUオペレーティング・システム →ライセンス

ダウンロード

→GNU →GNU Emacs →Download & installation

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

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