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2023.02.16

【無料で使える】「 PaaS 」プラットフォームまとめ

【無料で使える】「 PaaS 」プラットフォームまとめ

【無料で使える】「 PaaS 」プラットフォームまとめとして、
以下の内容を紹介しています。

・【用語解説】「 PaaS 」とは
・【無料で使える】「 PaaS プラットフォーム」まとめ5選

【用語解説】「 PaaS 」とは

PaaSの「概要」

「PaaS」(Platform-as-a-Service)とは、「アプリケーション開発および展開プラットフォーム」です。

ソフトウェア開発者は、基盤インフラストラクチャについて手間をかけずに、アプリケーションを「構築」「実行」「管理」「展開」できます。

PaaSプラットフォームは「クラウド」または「オンプレミスインフラストラクチャ」で実行できます。

PaaSの「特徴」

■フルマネージド
・アプリケーション実行基盤インフラストラクチャは、サービスプロバイダーが完全に管理
・サーバ保守管理は不要
・インフラストラクチャソフトウェアの「セキュリティパッチ」や「アップグレード」は自動的に適用される

■高可用性
・可用性が高い開発環境として利用可能
・サービスレベルアグリーメントなどの保証がある

■開発プロセスの抽象化
・一連の開発プロセスを抽象化
・テンプレートを提供
・ビルドパックを提供
・一般的なアプリケーション開発が容易
・複雑なコードデプロイを自動化(簡素化)

■開発プロセスの迅速化
・実行基盤インフラストラクチャは隠蔽される
・インフラストラクチャのプロビジョニングは不要
・開発者の作業範囲は縮小
・開発者はビジネスロジックに集中できる
・高頻度にデプロイ可能

PaaSの「メリット」

■既存開発スキルを活用
・オペレーティングシステム
・ミドルウェア
・フレームワーク
・開発ツール
・プログラミング言語

■コスト削減
・サブスクリプション :使用した分だけ支払う従量課金
・需要ピークに合わせてパフォーマンスを拡張できる
・ソフトウェアライセンスの支払いは不要
・高度な開発分析ツール費用も含まれる

■効果的DevOps :アプリケーション開発サイクル短縮
・必要なコード量は大幅に削減 :事前コーディングコンポーネントの活用
・バグも削減される
・アプリケーション開発のタイムラインを短縮
・新しいソフトウェアの市場投入までにかかる時間を短縮

■セキュリティ強化維持
・セキュリティはPaaSプロバイダーに依存
・セキュリティベストプラクティスを用いたセキュリティ対策が実施される
・セキュリティスペシャリストの恩恵を受けられる

■生産性向上
・セルフサービス機能を通じて必要なツール+リソースをすばやく入手
・開発環境は自動的にプロビジョニング
・付加価値のある作業に集中できる

■グローバルでエンジニアを有効化
・開発者は、世界中のさまざまな場所から共同作業できる
・企業はより広範な人材プールにアクセス可能

PaaSの「構成要素」

■マネージドインフラストラクチャ
・サーバ
・ストレージ
・データセンター
・ネットワークリソース

■オペレーティングシステム+ミドルウェア
・さまざまなOS+ミドルウェアをサポート

■ツール類
・設計ツール
・開発ツール :「コードエディタ」「コンパイラ」「デバッガ」
・テストツール
・コラボレーションツール など

PaaSの「コスト」

■従量課金
・リソースの使用に対して課金

■オプション課金
・ホスト数
・アプリケーション数
・パフォーマンス性能 など

PaaSの「種類」

■パブリックPaaS
・パブリッククラウドでホスト
・[◯]最も手頃なPaaSサービスオプション
・[✕]企業が必要とする「プライバシー+セキュリティ」に対応できないケースがある

■プライベートPaaS
・[◯]柔軟性+強化セキュリティを顧客に提供
・[✕]複雑なIT環境になる場合がある
・[✕]維持管理作業は増える
・[✕]パブリックPaaSよりも高価

■ハイブリッドPaaS
・パブリックPaaS+プライベートPaaS
・人気が高まっている
・[◯]ワークロードを最適設定で実行+スケーリング
・[◯]異なる環境間でワークロードを迅速かつ簡単に移動できる柔軟性

■AiPaaS :人工知能PaaS
・AIアプリケーションの構築専用PaaS

■iPaaS :統合PaaS
・アプリケーション
・データ
・プロセス
・ソリューション など

■cPaaS :通信PaaS
・音声通話
・ビデオ通話
・チャット
・インスタントメッセージング
・ソーシャルメディア など

■mPaaS :モバイル PaaS
・モバイルアプリ開発専用PaaS
・ローコード開発環境

■サーバレスPaaS
・フロントエンドWeb開発タスクを運用環境から分離
・一般的なWebフレームワークを使用
・主要クラウドプロバイダーの上にグローバルエッジネットワークを構築
・最新Webアプリケーションをデプロイするための管理されたルートを提供

■KubernetesベースPaaS
・コンテナベースアプリケーションの「実行」「スケーリング」「管理」プラットフォーム

PaaSの「ユースケース」

・データ共有 :「アプリケーション」「ソリューション」「ワークフローツール」間
・API開発 :プロセスやサービスを統合
・IoT開発 :開発+データ分析
・アジャイル開発モデルの有効化
・クラウド内レガシーアプリケーションの「移行」「再プラットフォーム化」
・ビジネスインテリジェンス向上 :「データマイニング」「分析」
・意思決定サポート :「予測」「投資収益」「生産能力」「スケジューリング」

【無料で使える】「 PaaS プラットフォーム」まとめ3選

①GoogleCloud「App Engine」

①GoogleCloud「App Engine」

概要

「App Engine」は、Googleが提供するフルマネージド型プラットフォームです。

高度なスケーラビリティを備えたアプリケーションを構築できます。

→cloud.google.com →App Engine

無料プラン

スタンダード環境内のアプリには、App Engineリソースの無料枠が提供されます。

→cloud.google.com →appengine →App Engine の料金

特徴

・インフラストラクチャ管理は不要
・デプロイ構成も不要
・グローバル規模までアプリケーションスケールが可能
・「主要な開発言語」+「広範なデベロッパーツール」をサポート

②ローコード開発プラットフォーム「Zoho Creator」

②ローコード開発プラットフォーム「Zoho Creator」

概要

「Zoho Creator」は、ドラッグ&ドロップで扱える直感的なインターフェースにより、コーディングの経験が少ない人でも手軽にカスタムアプリを作成できるプラットフォームです。

→zoho.com →jp →creator

無料プラン

「無料プラン」が提供されています。

一部機能のみの提供となり、アクセスは1ユーザー1アプリケーションまでに限られます。

→zoho.com →jp →creator →リーズナブルなプラン別機能一覧

③PaaSセルフホスト「Dokku」

③PaaSセルフホスト「Dokku」

概要

「Dokku」は、軽量で高性能なクラウドプラットフォームを提供するオープンソースソリューションです。

PaaSソリューションのセルフホストが可能です。

→dokku.com

無料プラン

「Dokku」は、MITライセンスで提供されているオープンソースソリューションであるため、無料で利用できます。

→github.com →dokku/dokku/

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参考サイト
→blog.back4app.com →Top 10 Free PaaS Platforms
→trustradius.com →Top 3 Open Source PaaS solutions
→simply-how.com →Free PaaS (for Node.js, Java, And More)
→infoworld.com →「What is PaaS (platform-as-a-service)? A simpler way to build software applications」
→redhat.com →「What is PaaS?」
→crowdstrike.com →「WHAT IS PLATFORM AS A SERVICE (PAAS)?」

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