生成AI活用でウェビナー集客・運営業務は どこまで効率化できる? - マジセミ

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ウェビナー集客ノウハウ

生成AI活用でウェビナー集客・運営業務は どこまで効率化できる?

ウェビナーは、いまやBtoBマーケティングにおける重要な施策の一つです。しかし多くの担当者が「企画から運営までの工数が多くリソースが足りない」「集客を効率化できないか」といった課題に直面しているのではないでしょうか。

このような課題を解決する手段として、生成AIが注目されています。生成AIの導入によってウェビナーにおける幅広い業務の効率化が可能です。

本記事では、ウェビナー運営で陥りがちな課題を整理し、生成AIがどのように課題解決をサポートできるのか、具体的な活用方法を詳しく解説します。

ウェビナー運営で生成AIにより解決可能な6つの課題

ウェビナーの準備・運営・参加者フォローを生成AIで効率化すれば、少ないリソースでより多くのリードを商談につなげられます。ウェビナー運営のリソース不足で以下のような課題を抱えている企業も多いでしょう。

  • 参加者への案内メールに手間がかかる
  • 刺さる企画が作れない
  • 最適な集客方法がわからない
  • 当日運営のリソース不足できめ細かく対応ができない
  • アンケートの分析に手が回らない
  • アフターフォローを個別最適化できない

これらの課題のほとんどは生成AIの活用で解決可能です。生成AIは過去のウェビナーや参加者の大量のデータを瞬時に分析できるだけでなく、見込み客の優先順位づけや業務フローの改善にも役立ちます。

次章では生成AIで改善可能な具体的な業務を紹介します。


生成AIで効率化できるウェビナー業務11選

ここからは、生成AIがウェビナーの開催・運営をどのようにサポートできるのか、具体的な活用法を紹介します。

1.コンテンツ企画

生成AIを活用すれば、ターゲットに刺さるコンテンツの企画が可能です。生成AIはデータを用いてターゲット像を可視化し、効果的なコンテンツの要素を明確にできるからです。

ターゲット層の課題解決に直結しないウェビナーでは、参加者の満足度が下がり、商談や受注につながりにくくなります。ターゲット層にピンポイントで訴求しアクションを促すテーマを設定するためには、ニーズを把握するための詳細なリサーチが不可欠です。

生成AIは参加者の具体的な悩みや疑問を正確に抽出できるため、ターゲット像を明確に定義でき、ターゲットに刺さるテーマと告知方法を生成できます。

生成AIでリサーチの精度を高め、データ分析も自動化すれば、少ないリソースでターゲット層のニーズを的確に掴んだ企画を策定できるでしょう。

2.タイトルやディスクリプションの作成

生成AIは、Google検索で上位表示されやすいウェビナーのタイトルやディスクリプションを作成できます。

SEOは生成AIがもっとも得意とする分野の一つです。以下の要件をプロンプトに入れると、生成AIは思わずクリックしたくなるキャッチーなタイトルやディスクリプションの案を、瞬時に10個以上提案してくれます。

  • ターゲットの悩みや課題
  • 成果や期間など具体的な数値
  • 参加者が得られるベネフィット
  • 期間限定などの緊急性

「〇カ月で〇倍に/〇%向上」といった具体的な数字を入れることがポイントです。生成AIを活用すれば制作担当者のリソースを節約しながら、訴求力が高くSEOに強いウェビナー告知文を作成できます。

3.集客・広告の最適化

生成AIは集客における以下の工程でも活用できます。

  • 広告クリエイティブ作成
  • セグメンテーション
  • 広告パフォーマンスの改善提案

従来のクリエイティブ作成には多くの専門知識と時間が必要でしたが、生成AIを活用すれば少しのトレーニングで誰でも作成できるようになりました。適切なプロンプトを投げるだけで、訴求効果の高いクリエイティブを数秒~数分で生成可能です。

さらにセグメントごとに異なるアプローチを提案し、広告のパフォーマンス分析や効果測定にも活用できるため、集客業務の大幅な効率化が期待できます。

4.チャットボットによる参加促進施策のサポート

チャットボットによる参加促進施策のサポートも、生成AIが得意とする分野です。

ウェビナーの申し込みページにAIチャットボットを設置すれば、参加を検討している人からの質問に24時間体制で自動応答できます。参加方法や内容といった「よくある質問」程度であればAIがその場で回答できるため、申し込みの機会損失を防げます。複雑な質問のみ担当者につなぐようにすれば、従来より丁寧な顧客対応が可能となり、ユーザーの満足度を高められるでしょう。

近年のAIチャットボットは、過去のFAQデータを学習させればユーザーの疑問に先回りして回答できるようになりました。さらに質問データを顧客と紐づけることで、ウェビナー後のアフターフォローの精度も高められます。


5.メール対応のパーソナライズ

生成AIは、参加者の属性や過去の行動履歴といったデータをもとに、メールの文面を個別に最適化することも可能です。具体的な活用例は以下の通りです。

  • 役職に応じた文面の出し分け:経営者向けにはコスト削減などの事業戦略上、担当者向けにはリード獲得数アップといったメッセージを自動生成・送信
  • 過去の参加履歴を反映:以前参加したウェビナーのテーマと関連性の高い情報を提供し、継続的な関係性を構築
  • アンケートの回答内容を引用:アンケートで得られた個別の課題に触れ、具体的な解決策を提示

参加者の属性に応じて件名や文面を使い分け、目に留まりやすいタイミングで送信すれば、開封率が高まります。さらに申し込み後の参加者に関連コンテンツを案内したり、リマインドを個別最適化するといったパーソナライズを自動的に処理することも可能です。

行き届いたきめ細やかな対応により、参加者のエンゲージメントと商談化率を高められます。

6.メールの自動送信

参加者へのメール送信も、生成AIで効率化・自動化が可能です。

従来の自動送信ツールは、設定された定型文を送るだけでした。しかし生成AIとメールツールを連携させることで、申し込み完了メールやリマインドメール、開催後のフォローアップメールといった一連のメール文面を、ウェビナーの内容やターゲットに合わせて自動生成してくれます。

生成AIでよくある質問を分析・生成し、リマインドメールに事前情報として追加すれば、参加前の申込者に安心感を与えられるでしょう。

また、先述したメールの個別最適化と自動送信を同時に行うことも可能です。生成AIによるメールの自動配信は、担当者の定型業務にかかる工数を削減しつつ、手作業による送信ミスも防ぎます。

7.参加者データの分析

参加者データの分析も生成AIの得意領域の一つです。

ウェビナー開催後のアンケートの回答やチャットでの発言内容を、人の手で整理・分析するには多くのリソースが必要です。しかしこうした大量のテキストデータでも、生成AIなら瞬時に要約・分析できます。

生成AIは参加者の満足度や関心事の傾向などをもとに、顧客の見込み確度を正確に把握でき、ネクストアクションを起こす参加者を効率的に特定が可能です。結果として商談化のスピードアップや将来的な見込み客の育成につながります。

8.AIアバターによる講演

テキストで作成した台本を読み込ませるだけで、AIが生成したアバターが人間のように自然な表情や身振り手振りで話すAIアバターによる講演も、ウェビナーの新しいかたちとして注目されています。

専門分野の第一人者で、かつ参加者のメリットを的確に説明できる講師を確保することは容易ではありません。しかし特定の知見を学習したAIアバターが講師であれば、スケジュール調整や撮影・編集の手間がなく、コンテンツを効率的に量産できます。一度作成すれば24時間365日、多言語でウェビナーを配信することも可能です。

また、講師によっては高い専門性を持ちながら話術が苦手だったり、体調等により声のトーンが変化したりすることもありますが、AIアバターなら人を惹きつける話術に長け、トーンや抑揚も一定の品質を維持できます。

動画生成やメタバースの技術も日々進化しているため、今後はより自然で人間的なAIアバターの生成が可能になるでしょう。

9.AIデジタルヒューマンによる当日運営

昨今では「AIデジタルヒューマン」によるウェビナーの当日運営も可能になりました。現段階で、AIデジタルヒューマンは以下の業務に対応が可能です。

  • 当日のプレゼン
  • 司会進行
  • 質疑応答

ウェビナー当日の運営スタッフが不足していると、参加者に主体的な参加を促すファシリテーションや、コメントへの即時回答が困難な場合があります。一方、AIデジタルヒューマンは参加者の質問やリアクション、コメントをリアルタイムで処理できるため、主催者側のリソースを大幅に削減しながらインタラクティブなコミュニケーションが可能です。

ウェビナーの全プロセスをAIデジタルヒューマン専用ウェビナーシステムのような単一のシステムでコントロールすれば、参加者のリアクションやアンケート結果も一括管理でき、参加者のエンゲージメント向上に役立てられます。

生成AIとCRM、SFA、MAツールと連携すれば、ウェビナーで獲得した情報と基本データを元に高精度のセグメンテーションを実現でき、アポ獲得の効率化も可能です。


10.AIデジタルヒューマンによるアポ獲得(今後実装予定)

近日中に、ウェビナー終了後のアポイント獲得についても、AIデジタルヒューマンによるアポイント獲得が実装される予定です。

ウェビナー終了後は遅くとも翌日までにフォローアップが必要で、一定のリソースを投じなければなりません。しかしAIが自動的に商談を設定してくれれば、社内のリソースを大幅に削減しながら、リードの熱量を保ったまま商談、成約につなげることも可能です。

AIアバターとデジタルヒューマンは、今後のウェビナー運営を大きく変える可能性を秘めています。

11.データに基づいたウェビナーの改善

蓄積されたウェビナーのデータを生成AIで分析すれば、集客戦略の継続的な改善も可能です。

人間が気づかない参加者の傾向や相関関係でも、膨大なデータを扱う生成AIなら発見できることがあります。例えば開催時間や曜日、タイトルの文言など無数の組み合わせから、申込率が上がるパターンを抽出することも可能です。

ウェビナーを開催するたびにデータを積み重ねてAIに学習させれば、PDCA会議に多くの時間を費やすことなく、改善サイクルの高速化を実現できます。

マジセミのウェビナー運営ノウハウ×生成AIが効率化に最適な理由

マジセミではセミナー企画から講演概要作成、講演原稿作成、コンテンツ(講演動画)作成、アフターフォロー、商談化まで一貫してサポート可能です。さらに独自の生成AI技術によりリード獲得とプレゼン、集客を最適化します。

現在、生成AIを用いた以下の技術の特許を取得・申請しています。

  • 独自の技術でウェビナー当日運営をAIで代行可能(専用ウェビナーシステム「SPEALERS」を採用)
  • AIによる集客改善の自動化(特許取得済:特許第7493856号)
  • アポイントの獲得自動化(特許出願中:特願2024-78387号)

マジセミではウェビナー講演代行として、企画から概要・現行の作成、AIアバターによる講演動画作成をワンストップで提供しています。さらに、AIデジタルヒューマンのエバンジェリストAI「デジタル寺田」がセミナー講師として登壇することも可能です。情報システムや情報セキュリティ、DX領域の講演に強みを持っていますので、同分野でウェビナーを開催したい方はお気軽にお問い合わせください。

生成AI活用でウェビナーを効率化するなら「マジセミ」へ

生成AIは、集客のためのコンテンツ作成から運営の自動化、参加者データの分析まで、ウェビナーのあらゆるプロセスを効率化し、その効果を最大化する強力なパートナーとなります。遠からず、AIアバターの講師も珍しくなくなるでしょう。

もし「生成AIを活用してウェビナー運営を効率化したい」「リード情報を思うように活用できていない」とお悩みでしたら、ぜひマジセミにご相談ください。ITソリューションとAI活用に強みを持つマジセミは、AIアバターをはじめとするAIの先進技術と、年間1,000件の豊富な開催実績に基づくノウハウで、貴社のウェビナーマーケティングの商談率を高めます。