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OSS情報

2020.01.01

【OSS情報アーカイブ】Alertmanager

【OSS情報アーカイブ】Alertmanager

※当記事に記載されている情報は、古くなっている場合があります。オフィシャルサイトで最新情報をご確認ください。

「Alertmanager」とは

概要

Alertmanager(アラートマネージャー)とは、オープンソース監視ソリューション「Prometheus」に付随するアラート管理ソリューションです。

Prometheusサーバや他サーバからさまざまな種類のアラートを受信して処理できます。

「クラスタ構成による高可用性」も実現できます。

基本説明

Alertmanagerは、レシーバー統合へのルーティングを処理できます。
・重複排除機能
・グループ化機能
・ミュート機能
・インシデント管理プラットフォームサポート—「PagerDuty」「OpsGenie」

オフィシャルサイト情報

■オフィシャルサイト

→prometheus.io →docs →alerting →alertmanager

■GitHub

→github.com →prometheus/alertmanager

■主要開発元

Alertmanagerは、オープンソース監視ソリューション「Prometheus」に付随しています。

→prometheus.io

■ライセンス情報

Alertmanagerのライセンスは「Apache License Version 2.0」です。

詳細について、こちらを参照ください。
→github.com →prometheus/alertmanager →LICENSE

■ダウンロード

→prometheus.io →download [→#alertmanager]

同様製品

同様な機能を提供する製品として、次のようなものがあります。

オープンソース製品:「Zabbix」「Grafana」など。

API

Alertmanagerは、自動化と統合を容易にする一連の管理APIを提供します。

クライアントは、すべての主要言語のOpenAPIジェネレーターを介して簡単に生成できます。

→github.com →prometheus/alertmanager →api/v2/openapi

CLIツール「amtool」

「amtool」はAlertmanagerAPIと対話するためのCLIツールです。

Alertmanagerのすべてのリリースにバンドルされており、豊富なクエリ構文を使用できます。

■主な機能

・発生しているすべてのアラートを表示
・拡張出力で発生しているすべてのアラートを表示
・アラートを無音に設定
・テンプレートがどのように表示されるかをテスト など

構成ファイル

Alertmanagerは、コマンドラインフラグと構成ファイルを介して構成されます。

構成ファイルでは「禁止ルール」「通知ルーティング」「通知受信者」などを定義します。

→prometheus.io →docs →alerting →configuration

高可用性

Alertmanagerは「高可用性のためのクラスタ構成」をサポートしています。

高可用性クラスタを作成するために、インスタンスが相互に通信するように構成する必要があります。

高可用性構成は、多くの企業において本番環境で使用されており、デフォルトで有効になっています。

「Alertmanager」の主な機能

通知グループ化機能

グループ化機能により「類似した性質のアラート」を1つの通知に分類できます。

これは、大規模障害が発生し、数百から数千のアラートが同時に発生する可能性がある場合に役立ちます。

通知抑制機能

抑制は、特定アラートがすでに発生している場合に、対象クラスタに関する他アラートの通知を抑制する機能です。

これにより、実際の問題とは関係のない数百~数千のアラート通知を抑制できます。

通知ミュート機能

ミュート機能により「特定時間のアラートをミュート」などの対応ができます。

正規表現などのマッチャーに一致するかどうかがチェックされます。

認証機能

Alertmanagerは「基本認証」と「TLS」をサポートしています。

TLSはHTTPトラフィックでのみサポートされています。

→prometheus.io →docs →alerting →https

参考サイト
→prometheus.io
→prometheus.io →docs →alerting →alertmanager
→github.com →prometheus/alertmanager

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